『夢をかなえるゾウ』より

自己啓発書の名言・格言  『夢をかなえるゾウ』より


ぎょうさんの人が聞きたい夢いうんはな、
世の中がそれを実現することを望んでいるいうことやろ。
そしたらその夢、かなえるのめっちゃ簡単やがな。
なんせその夢はみんなが応援してくれる夢なんやから。



ええか?これから自分は成功していくんやろ? そのつもりなんやろ?
せやったら、これからはめちゃめちゃ人を喜ばしたり、
世の中にとってええことしまくっていかなあかんのやで。
それを後ろめたく思てどないすんねん。

会社が終わったあとの自由な時間ちゅうのはな、
自分がこれから成功していくために「自由に使える一番大切な時間」なんや。

身の回りの環境で起こる出来事は全部自然の法則どおりに発生しとる。
だとしたら自分が望む結果を出すには、自分を変えるしかあらへん。

今まで無理やったら、これからも無理や。変えるならそれは「今」や。
「今」何か一歩踏み出さんと。
自分それ、やらんまま死んでくで。

でもな。自分の夢を、もっとでっかくでっかくしてったら、
最終的にはみんなを幸せにする夢になるはずなんや。
自分の枠の中だけで考えるから、小さい、身勝手な夢になってしまうんよ。





  【夢をかなえるゾウ】より
 

夢をかなえるゾウ  

水野 敬也
夢をかなえるゾウ

■補足
2008年頃にヒットしたベストセラー。ドラマもされた風変わりな自己啓発書。象の姿をした神様「ガネーシャ」が、主人公のさえない青年に、夢をかなえるための課題を次々と出していき、成長させていく物語。
 ガネーシャの出す課題は、かつての著名な成功者が行ってきたことそのもの。 成功者の真似をさせるだけではなく、なぜそれをするのかという理由を饒舌に語るガネーシャと、さえない主人公のやりとりが面白く、テンポ良く読める作品です。


→続編も出ているみたいですので、こちらもどうぞ
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神


ラルフ・ウォルドー・エマソンの名言 「自己信頼」より

自己啓発書の名言・格言  『自己信頼』より


真の人間は誰もが原因であり、国であり、時代である 。


自分の考えを信じること、自分にとっての真実は、
すべての人にとっての真実だと信じること―それが天才である。

自分を信じよ。
あなたが奏でる力強い調べは、万人の心をふるわせるはずだ。

外からの支援をすべて退け、ひとり立つときにのみ、
人は強くなり、勝利を手にする。

他人には何も求めるな。そうすれば万物流転の世にあっても、
あなたは唯一不動の柱として、
周囲のものすべてを支えるようになるだろう。

あなた自身をおいて、
あなたに平和をもたらすものはない。



  【自己信頼[新訳]】より
 

自己信頼[新訳]  

ラルフ・ウォルドー・エマソン
自己信頼[新訳] 伊藤奈美子訳

■補足
「自己啓発の祖」で、個人主義を唱えたラルフ・ウォルドー・エマソンの代表作「Self-Reliance」の新訳本。
 個人主義というと悪い意味で使われることも多いですが、 エマソンの唱える個人主義は、スピリチュアルなバックボーンを持った個人主義であり、ある種、背骨の通った哲学であると思われます。
 それは、単に全体主義の反対の意味としての個人主義ではなく、自己に内在する力に目覚めるという意味での力強い“個”。あるいは、心の奥底を探求した結果、世界と各個人が深いところで繋がっていることを自覚した上での哲学。いわば、エマソンが提唱しているのは、人や社会に依存する生き方ではなく、それぞれの個人が、独立心に目覚め、自分の内在する力を発揮する生き方を目指す人生観といったところでしょうか。
 深く自己観照をしたエマソンの知恵に満ちた言葉の数々は、近代の自己啓発書や、成功哲学書にも数々引用されております。
 自己啓発系古典の書。オススメの一冊です。


ナポレオン・ヒル 『成功へのマスターキー』

■成功哲学の名言・格言 ナポレオン・ヒル 『成功へのマスターキー』より


今、ここから、
自分の主人になりましょう。
今から始めるのです。

  人間が完璧に、
問題なくコントロールできる唯一のものは、
自分の心の状態である

一番重要なのは、
自分が何を望んでいるのかを知ることである。

成功している人は、
成功する方向へ考える習慣がついているから、
成功するだけのことです。

習慣力は心が成功へ向かっていくための、
成功の意識で心をいっぱいにするための鍵なのです。

自分の心を完全に掌握するために必要な、
その人独自の習慣を築いていくこと自体が
習慣とならなくてはいけない



成功へのマスターキー (フォーエバー選書) 】より
 

成功へのマスターキー (フォーエバー選書)
  成功へのマスターキー (フォーエバー選書)
ナポレオン・ヒル

■補足

“成功者”は如何にして成功を掴み得たのか。
普通、他人からは成功の結果しか見ることができず、成功の背後にある努力や代償は分からないものです。

一体、何が運命を分けている鍵なのか?

成功へのマスターキー』は、そのような成功者の目に見える結果以外の側面、“成功者の内面”を知ることができます。

著書のナポレオン・ヒルは500人以上もの成功者を研究し、成功哲学を体系化しました。

成功者について誰よりも知っている人物と言える、ナポレオン・ヒルならではの一冊です。



■関連書籍
 成功哲学《誌上講座》1919-1923  思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき   ナポレオン・ヒルの人生が確実に変わる習慣

ジェームズ・アレン『あなたの願いがかなうとき』

■成功哲学の名言・格言 ジェームス・アレン 『あなたならできる』より


自分の心を扱う自分なら、
運命さえも創り変えていける

  心は庭と同じです。
理知的に管理する人もいれば、
ほったらかしにしている人もいます。いずれにしても、生きているかぎり、
心という庭からは必ずなにかが生まれてきます。

良い考えは、良い実を結び、
悪い考えは、悪い実を結ぶ。

美しい思い、正しい考えを抱き続ければ、
影がいつでも自分とともにあるように、
歓びは、いつも寄り添い、離れることはないでしょう。


あなたの願いがかなうとき 運命を支配する「思考の法則」 】より
 

あなたの願いがかなうとき 運命を支配する「思考の法則」
 あなたの願いがかなうとき 運命を支配する「思考の法則」
ジェームズ・アレン

■補足

「夢なんてどうせかないっこない。」
そんな言葉が口癖になっていないでしょうか。

ジェームズ・アレンの著書を読むと、夢を持っている人はその夢に確信を得、今、夢を持っていない人は、忘れていた夢を思い出すかもしれません。

ジェームズ・アレンはイギリスの思想家であり、オグ・マンディーノ、ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、アール・ナイチンゲールらの近代成功哲学の代表的な作家達に強い影響を与えている人物です。

「西洋成功哲学」の古典というべきアレンの著書ですが、興味深いなことに「東洋思想」の影響を強く感じることが出来ます。

アレンは仏陀の思想や老荘思想を好んで学んだそうです。

仏教的な「縁起の理法」を「悟り」の哲学のみにとらえず、「夢と理想を心の中に蒔き、育て、咲かせていく」という成功法則に結びつけ、その哲学を、美しい詩を交えながら綴っています。

キリスト教文明である西洋で生まれた成功哲学に、仏教の思想が流れ込み、新しい思想として結実しています。おそらく日本人もすぐに親しみを感じることのできる成功哲学ではないかと思います。

夢を叶えたい人に、現実に追われ夢を忘れてしまった人に、オススメの一冊です。

 

■関連書籍
  「原因」と「結果」の法則 「原因」と「結果」の法則2

ジェリー・ミンチントン『心の持ち方』

■自己啓発書の名言格言 『心の持ち方


私たちは心の中で映画を上映している。
どうせなら、楽しい映画を上映すれば、ポジティブな気持ちでいられる。



自己中心的名人は称賛を求めるが、自尊心の高い人は称賛を求めない。
自分の価値を信じているから、他人からの称賛など必要としないのである。


「人生は楽しいものだ」と考えるならどうなるだろうか?
まだ楽しくなくても、あなたは人生を楽しくするために努力するはずだ。
どんな障害に出くわしても、それを乗り越える方法を見つけるだろう。


内なる批判者は「過去」と「失敗」にこだわるが、
あなたは「現在」と「成功」に意識を向けて生きていくべきだ。
内なる批判者と仲よくしてはいけない。それは、あなたの最大の敵なのだ。


ミスを犯した自分を厳しく責めるのではなく、そのミスから学ぶことを心がけよう。
ミスを犯さない人がいるとすれば、それは何もしない人だけである。


親切について心に銘記すべきことは何だろう?
それは、「親切は連鎖する」ということだ。あなたが誰かに親切にすれば、
その人も誰かに親切にしたくなる。こうして親切の輪が広がるのである。


私たちが愛を感じていないわけではない。
問題は、愛を感じているのに、それを内に秘めてしまうことだ。




ジェリー・ミンチントン【心の持ち方】より

心の持ち方
心の持ち方




■補足
なんだか、人生がつまらなく感じている時、そんな時には、

「人生を楽しいものと見る工夫」


が必要かもしれません。

物の見方を変えることで、客観的な事柄を変えることはできないけれど、客観的な事柄に対する自分自身の思いと行動は、変えることができるはず。

自分の心の映像が、周りの環境によって決まるものと見たなら、環境に左右されるだけの人生になってしまう。
しかし、周りの環境がどんな環境であっても、自分を成長させ、楽しませるものであると見たなら、

「人生を楽しくするための努力」

つまり、人生に対して積極的な行動をとるようになるはずです。

ジェリー・ミンチントン『心の持ち方』では、積極的な心の使い方、物の見方について書かれています。

人生をポジティブに捉え直してみたい人にオススメの一冊です。



○ジェリー・ミンチントンの他の書籍
人生がうまくいく、とっておきの考え方―自分を信じるだけで、いいことがどんどん起こる! 自信の法則 自分を変える良い習慣

ドン・エシッグ 『1分間でやる気が出る146のヒント』

■心理学・自己啓発書の中の名言格言 『1分間でやる気が出る146のヒント』



私たちは毎日を新しい選択と目標のための
チャンスにすることができるのである。
一日の初めにまだ何も書かれていない真っ白のキャンバスに向かって、
自分を新たに描くことができるのだ。




長所とは偶然に手に入るものではない。
それは高いところに目的を置き、ひたむきに努力し、
計画性を持って前進し、念入りに磨き上げて、ようやく得られるものなのだ。


「大切な人」というと、ほとんどの人は配偶者や恋人を思い浮かべる。
しかし、あなたの人生で重要な役割を演じている
その他のすべての人も「大切な人」ではないだろうか。


コミュニケーションは自分自身に語りかける言葉から始まる。
あなたは自分の価値を信じ、自尊心を持っているだろうか。


厳密にいうと、私たちは経験から学ぶのではない。
経験についてよく考えて、そこから学ぶのだ。


成長とは、新しいアイデアを試し、うまくいかないアイデアを捨て、
うまくいくアイデアを生かすプロセスのことである。





ドン・エシッグ【1分間でやる気が出る146のヒント】より

1分間でやる気が出る146のヒント
1分間でやる気が出る146のヒント





■補足


「やる気がでない」
「目標を持つことができない」


そんな気分のときには、『1分間でやる気が出る146のヒント』
を、まずは1分間でもいいから手にとって1ページ読んでみる。
そういったところから始めてみてはいかがでしょうか。

やる気の出ないとき、人は“やる気”のなさを環境のせいにしがち。

“やる気”の自家発電は難しいと考えているかもしれません。

けれど、どんな状況でも、簡単な“やる気”だったら誰にでも出すことができます。

ささやかな目標であっても、ちょっとした“やる気”を出して、自分で目標を立てて実行できたなら、それが次への“やる気”につながっていくものです。

やる気のないときに分厚い本を読むのは難しいと思いますが、本書はそんなときでも簡単に読めるように、一つ一つの文章が1分間で読めるような、非常に読みやすい構成になっています。

読むだけで元気がでる『1分間でやる気が出る146のヒント』。やる気の自家発電が苦手な人にオススメの一冊です。

レオ・バスカリア 『“自分らしさ”を愛せますか』

■心理学・自己啓発書の名言格言 『“自分らしさ”を愛せますか』


「愛しても、愛してはもらえないおそれがある」
それでもいいのではないか。
あなたは愛するがゆえに愛するのであって、
なにかを返してもらいたくて愛するわけではない。
もしお返しを期待しているのだったら、それは愛ではない。



自分がどのくらい愛するひとであるか知りたいと思うのなら、
毎日何回くらい「いやだ」だとか「嫌い」だとかの言葉を使っているかに注意するといい。


執着をもたない心――これが愛である。


すべては、自分からはじまる。
あなたと他のだれかを結ぶ偉大な橋は「あなたがかける橋」であり、
それはとても重要な橋なのである。


「自分を愛している人」とは、
人間は自分がもっているものしか他人に与えることができないということを知っていて、
それゆえにさらによりよいものを採り入れることにつとめている人とのことである。


残酷なのは弱い人間である。
やさしさは強い人にしか望めない。
おそれを知らない人間はほんとうに勇敢にはなれない。
勇気とは、姿を見せないものに立ち向かっていく力だからだ。


自分以外は敵だと思うひとは、自分自身をよく見なおしたほうがいい。
自分自身を知るためのすばらしい方法は、
あなたはまわりの人びとが自分に示す反応のなかにうつしだされているのだから、
その姿をみつめることである。





“自分らしさ”を愛せますか】より

“自分らしさ”を愛せますか
“自分らしさ”を愛せますか
レオ バスカリア, Leo F. Buscaglia, 草柳 大蔵




■補足
「自分自身を愛すること」
「他者を愛すること」


この二つは矛盾するように感じる人がいるかもしれません。

『“自分らしさ”を愛せますか』では、この「自分を愛すること」「他者を愛すること」の両者が矛盾なく溶け込んでいます。

本書には、次のように語られています。

「自分を愛している人」とは、人間は自分がもっているものしか他人に与えることができないということを知っていて、それゆえにさらによりよいものを採り入れることにつとめている人とのことである。

そして、自分自身をかけがえのない存在と知ることで、他者一人一人も、かけがえのない存在と認識することができると著者のレオ・バスカリアは言います。


また本書では、
自分自身が、「いやだ」とか、「嫌い」という言葉を口にすることに対して、注意する必要があると言っています。

どうしても克服し難い「好き嫌い」はあるかと思いますが、あまり「好き嫌い」が過ぎると、人間の「狭さ」になります。

物事の「好き嫌い」、人間の「好き嫌い」は少ないに越したことはないかもしれません。

ちなみに、次の言葉は鈴木 秀子氏の言葉ですが、本書の考え方に共通するところがありますので紹介したいと思います。

いいところを好きになることは、誰にでもできる。
でも、それは愛ではなく、単なる好き嫌いなのである。



最近ちょっと心が渇き気味という人、あるいは欲求不満気味という人は、
『“自分らしさ”を愛せますか』を読んでみてはいかがでしょうか。何かヒントになる言葉があるかもしれません。



○レオ・バスカリア氏の他の書籍
葉っぱのフレディ―いのちの旅 レオ・バスカリアのパラダイスゆき9番バス

舛田 光洋 『人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」』

■心理学・自己啓発書の名言格言 『夢をかなえる「そうじ力」


あなたの心の状態、そして人生までも、
あなたの部屋があらわしている



さまざまな部屋と人を見てきた私の結論は、やがて単純なところに落ち着きました。
それは部屋が汚い人は不幸感覚が強く、
部屋のキレイな人は幸福感が強いということです。


なぜ、ほとんどの人は積極思考やプラス思考だけでは成功しないのかということです。
なぜだと思いますか?
それは、どんなに強力なプラス思考を、どれだけ打ち込んでも、
心の奥底にそれを打ち消すマイナスエネルギーがあるからなのです。


捨てるという行為は、
新しい自分になるために不必要な要素を捨てていくということです。


周囲のものがあるべきところに納まっていると、
自分自身の役割が明確になってきます。


しかし、このように考えてみてください。
もしも、その人がいなかったらどうか?
――あなたには愛すべき人が与えられているのです。


「感謝」がなければ、「与える」ことも、「やってあげる」ということにしかなりません。
周りの人がいるから、世の中があるから自分がいる。
それに感謝をして、最高の自分を与えていってほしいのです。





人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」】より

人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」
人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」
舛田 光洋




■補足
部屋がきれいか汚いかなんてたいした問題じゃない。
忙しくて、部屋をそうじする暇もない。


そういう人は多いかもしれません。

しかし、本書『夢をかなえる「そうじ力」』によると、部屋の状態はその部屋で生活する人にまで影響を与えるとのこと。

本書では、

「あなたの心の状態、そして人生までも、あなたの部屋があらわしている」

と言い切り、さらに次のように書いています。

さまざまな部屋と人を見てきた私の結論は、やがて単純なところに落ち着きました。それは部屋が汚い人は不幸感覚が強く、部屋のキレイな人は幸福感が強いということです。

あまりに何もない部屋では落ち着かないかもしれませんが、確かに大抵の場合、きれいに整頓された空間の方が、穏やかな気持ちになれるのではないでしょうか。


ちなみに、本書のタイトルは、夢をかなえる「そうじ力」ですが、

どうやって「そうじ」で夢をかなえるの?

と思う人がいるかもしれません。

本書には、

汚いものや汚れている状態をそのまま放置しておくと、そこにマイナスの磁場ができ上がり、悪い事態をどんどん引き寄せてしまうのです。

と書かれています。これは、同種の物が引き付けあうという、いわゆる「類友の法則」ですが、“そうじ力”の基礎には、このような考え方があります。

つまり、そうじ力で夢をかなえるとは、“そうじ”によってプラスのものを引き寄せる環境を作ることによって、夢が実現していくということ。

実際にあまり“そうじ”してなく、何か不幸感覚のある人は、
本書を読んで、本格的に“そうじ力”を実践してみるといいかもしれません。


○舛田 光洋氏の他の書籍
「そうじ力」であなたが輝く! 成功を加速する「そうじ力」

国司 義彦 『得な性格・損な性格』

■心理学・自己啓発書の中の名言格言 『得な性格・損な性格


要は、自分に、「こういうクセがある」
という「自覚」があるかないかです。
自覚さえあれば、どんな短所も長所に変えることができるのです。



本来、「得な性格」も「損な性格」もそれほど差がないのです。
要は、ちょっとした心の持ち方、
心がまえで幸・不幸、損得、運命の行く手が大きく分かれてしまうということなのです。


「できない」と考えている人が多いかもしれません。
確かに、性格を改めることは容易ではありません。
しかし、「むずかしい」「できっこない」「環境(素質)の影響は免れない」と、
改めない理由を探している間は直らないのです。


どんなに能力が優れ、性格的に美点が多くても、
「これでパーフェクト」などと思ったら、そのこと自体が最大の欠点になる。


ちょっと見ると、自分だけのことを考えたほうが得に思えるのですが、
じつは他人も大切にしたほうが得なのです。
「自己中心」は最大の短所であり、
これだけは直さなければならないことを強調したいと思います。


自分を大切にする生き方は、自他の利益のバランスをとり、
他人に尽くすことをわが喜びとするような、
他人の能力・性格を尊重する考え方によって実現できるのです。




【得な性格・損な性格―自分の長所と短所を知り、よい人間関係を築く】より

得な性格・損な性格―自分の長所と短所を知り、よい人間関係を築く
得な性格・損な性格―自分の長所と短所を知り、よい人間関係を築く
国司 義彦



■補足

「自分はこの性格で損をしている」
「自分の性格は変えられない」


このように思っている人は多いかもしれません。

しかし、「損な性格」といわれているものでも、裏を返せば長所となることがあり、また同じように「得な性格」と呼ばれているものでも、短所として表れることがあります。

例えば、内向的な性格の人は損な性格と呼ばれることが多いかもしれませんが、内向的な人は物事を良く考える人であることが多く、そのために緻密な仕事をし、取りこぼしも少なくなります。

数多くの性格は、ほとんどが長短表裏一体のもの。

本書『得な性格・損な性格』では、性格そのものを直すことだけではなく、自分や周囲に対する見方・考え方を変えることによって、自分の性格を上手に生かす方法を紹介しています。

また、確かに多くの性格の長短は表裏一体のものですが、

「だから性格は直さなくてもいい」

とは言うわけではありません。

本書では、本当の意味での「損な性格」について指摘しています。

どんな形であらわれても「損な性格」、

それが、「自己中心」と「マイナス思考」。

本書では、どうしても直さなければならない「損な性格」の代表として、この二つを上げています。

性格を生かすという視点と、直さなければいけないところは直すという視点。性格というものを考えるには、この二つの視点が必要だということかもしれません。

『得な性格・損な性格』は、数々の性格の損得を明らかにし、自分を生かしつつ、より良い人間関係を築く秘訣が語られている一冊です。


○「性格」に関連する本
9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 PHP文庫 ユングのタイプ論―フォン・フランツによる劣等機能/ヒルマンによる感情機能 あなたはシゾフレ人間かメランコ人間か

ジム・ドノヴァン 『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則』

■自己啓発書の名言格言 『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則


これがあなたの人生だ。リハーサルではない。



私はついに心の平安を得た。
私の人生には目的がある。あなたの人生と同じように。
私たちはみな、自分にしかない特別な力で世界に貢献するために存在しているのだ。


変えることのできない状況はたくさんあるが、状況に対する見方を変えることならできる。
見方を変えれば、その状況が自分に与える影響を変えることもできる。


成功した人生を手に入れるためには、受け入れる心が何よりも大切だ。
受け入れるとは、自分自身を受け入れることであり、
自分の状況を受け入れることであり、
自分を取り巻く世界を受け入れることである。


変化は決定の瞬間に始まる。
確かにそこに至るまでは長い年月がかかるかもしれないが、
変化しようと決心するのは一瞬の出来事だ。


大きな行動をとれば、大きな変化が現われる。
自分が適切な行動をとっていることを確認し、
それなりの成果を得ていたら、その行動をさらに増やしてみよう。
もっと大きな効果があがる。簡単なことではないか。





誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則】より

誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則
誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則
ジム・ドノヴァン, 桜田 直美




■補足
家賃も払えなくなり、ついには車の中での生活、
現実から逃れるように酒浸りの日々を送っていた…


本書は、そんな人生のどん底から立ち直って、成功への階段を上った著者ジム・ドノヴァンによる一冊。

内容は、

「夢を持つ」
「ゴールを決める」
「自分は成功できると信じる」


などありふれたものではあります。

しかし、これらのことは、
『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則』
というタイトル通り、わずかな人しか実行していないものかもしれません。

本書では、成功の法則を実行している人としていない人のどこに違いがあるのか、その成功の法則について、説得力のある言葉で語られています。

ちなみに、本書のタイトルは、
『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則』
と、非常に長いタイトルですが、
原題は、"This is your life, not a dress rehearsal"。
日本語に訳すと「これがあなたの人生だ。リハーサルではない」という意味。

この言葉の通り、

「あなたの人生を主体的に生きなさい」

ということが、本書の主なメッセージになっています。

成功者と非成功者の違いに、「明確な目的を持っている」、「失敗を恐れず行動する」など様々あるかと思いますが、最も重要なのは「人生を主体的に生きている」ところにあるのかもしれません。


○その他のジム・ドノヴァン著の書籍
誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 (2) できる人の習慣 何をしてもうまくいく人の条件