2006.11.01 Wednesday
ラッセル「教育論」
■教育の名言・格言 ラッセル『教育論』
人間にかかわる他の事柄と同様に、
教育においても、進歩への道はただ一つしかない。
すなわち、愛に支配された科学である。
教育者が必要とし、その生徒たちが身につけるべきものは、
愛に支配された知識である。
恐怖と激怒は、実によく似た感情である。
激怒を感じる人は、最高の勇気を持ち合わせていない。
完全な勇気は、多くの興味を持った人の中に見いだされる。
彼は、自分の自我など世界のほんの小さな部分でしかないと感じているが、
それは、自分を軽蔑するからではなく、
いろいろ自分でないものを大事にするからである。
人生の幸せを与えるものを失いはせぬかと恐れる人は、
すでにそれを失っているのだ。
他の事柄と同様に、愛情においても、恐れを持たないことが知恵の本質である。
情熱は、あまりにもしばしば知性を殺してしまう。
反対に、知識人にあっては、知性がときに情熱を殺してしまう。
バートランド・ラッセル【ラッセル教育論】より
ラッセル教育論
■補足
○ラッセルの他の書籍
科学がなければ、愛は無力である。
愛がなければ、科学は破壊的である。
人間にかかわる他の事柄と同様に、
教育においても、進歩への道はただ一つしかない。
すなわち、愛に支配された科学である。
教育者が必要とし、その生徒たちが身につけるべきものは、
愛に支配された知識である。
恐怖と激怒は、実によく似た感情である。
激怒を感じる人は、最高の勇気を持ち合わせていない。
完全な勇気は、多くの興味を持った人の中に見いだされる。
彼は、自分の自我など世界のほんの小さな部分でしかないと感じているが、
それは、自分を軽蔑するからではなく、
いろいろ自分でないものを大事にするからである。
人生の幸せを与えるものを失いはせぬかと恐れる人は、
すでにそれを失っているのだ。
他の事柄と同様に、愛情においても、恐れを持たないことが知恵の本質である。
情熱は、あまりにもしばしば知性を殺してしまう。
反対に、知識人にあっては、知性がときに情熱を殺してしまう。
バートランド・ラッセル【ラッセル教育論】より
ラッセル教育論
■補足
バートランド・ラッセルの教育論。
様々議論があるでしょうが、示唆に富んだ内容になっています。
教育においては、知育、徳育、体育のバランスを取ることが大切であると、よく言われます。
知育とは、頭を使う知性の教育
徳育とは、心を育てる情操の教育
体育とは、身体を扱い身体を育てる教育
最近では食育がこれに加わるようになりましたが。
ラッセルの教育論は、前半が性格の教育、後半では知性の教育について語られています。
性格の教育とは、要するに徳育にあたるでしょうが、この徳育と知育について、バランスよく書かれた教育論になっています。
教育者が必要とし、生徒が身に付けるべきものは、“愛に支配された知識”だとラッセルは言います。
徳育と知育の融合。
教育に関る人にとって必読の一冊です。
様々議論があるでしょうが、示唆に富んだ内容になっています。
教育においては、知育、徳育、体育のバランスを取ることが大切であると、よく言われます。
知育とは、頭を使う知性の教育
徳育とは、心を育てる情操の教育
体育とは、身体を扱い身体を育てる教育
最近では食育がこれに加わるようになりましたが。
ラッセルの教育論は、前半が性格の教育、後半では知性の教育について語られています。
性格の教育とは、要するに徳育にあたるでしょうが、この徳育と知育について、バランスよく書かれた教育論になっています。
教育者が必要とし、生徒が身に付けるべきものは、“愛に支配された知識”だとラッセルは言います。
徳育と知育の融合。
教育に関る人にとって必読の一冊です。
○ラッセルの他の書籍