リック・ピティーノ「成功をめざす人に知っておいてほしいこと」より

自己啓発書の名言・格言  『成功をめざす人に知っておいてほしいこと』より


成功は幸運や偶然によるものではなく、
「自分は成功に値する」という確信を得るための
ひたむきな努力の賜物なのです。


成功をめざすのはすばらしいことです。
しかし、成功をめざすからには、
成功に値する人にならなければなりません。

あなたを偉大にするのは粘り強さです。
あなたの夢を実現するのも粘り強さです。
あなたが潜在能力をぞんぶんに発揮できる環境をつくるのも粘り強さです。

これで十分だと思っても、さらにもっと努力することです。

「練習すれば完璧になる」という格言は不正確です。
完璧な練習によって初めて完璧になるからです。

人生に対処するには、あなたは常に前向きでなければなりません。
それが正しい方法だからというのではなく、それが唯一の方法だからです。



 【成功をめざす人に知っておいてほしいこと】より
 

成功をめざす人に知っておいてほしいこと  

リック・ピティーノ
成功をめざす人に知っておいてほしいこと

■補足
本書はバスケットボールの名監督によって綴られた一冊。
名指導者ならではの金言が散りばめられています。

努力によって人が変わっていく様を見続け、
努力が生み出す価値を確信している人だからこその、
力強い言葉が語られています。

「成功をめざす人に知っておいてほしいこと」
というタイトルの自己啓発書ですが、
個人としての成功を目指す人のみならず、
教育者や人を指導する立場にある人、
コーチングに興味のある人には是非オススメです。


■最後に下記に「努力」の名言を紹介します。

“努力して努力する”―これは真によいものとはいえない。
“努力を忘れて努力する”―これこそが真によいものである
by幸田露伴

努力に際限などない。努力していると思っている間は、
本当に努力しているのではない。
努力しているという意識が消え、
唯一心になって初めて努力といえるのだ。
by川上 哲治

勇気とは、真理と義務を重んじるためにあらゆる困難と苦しみに自らすすんで立ち向かう、
内に秘めた静かな努力と忍耐力のことである。
byサミュエル・スマイルズ

たんなる願いは、落胆以外のいかなるものも引き寄せません。
成功を引き寄せるものは、日々の努力なのです。
byジェームズ・アレン

夢はモティベーションを駆り立てるが、
夢を実現させるにはもっと具体的な要因、知識と努力が必要だ。
byジャック・ニクラウス

そうさ、私はラッキーだったんだ。
そして一生懸命練習すればするほど、ラッキーはたくさん起こるのさ。
byジャック・ニクラウス

長所とは偶然に手に入るものではない。
それは高いところに目的を置き、
ひたむきに努力し、計画性を持って前進し、
念入りに磨き上げて、ようやく得られるものなのだ。
byドン・エシッグ

人生即努力、努力即幸福、
これが私の体験社会学の最終結論である。
by本多清六

努力よりほかにわれわれの未来をよくするものはなく、
また努力よりほかにわれわれの過去を美しくするものはないのである
by幸田露伴



■関連書籍
 
努力論 (岩波文庫) 小さな努力で「人生の幸福」を増やす法―幸田露伴『努力論』「直接」の努力と「間接」の努力 (座右の名著シリーズ)向上心 (知的生きかた文庫)
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ガルリ・カスパロフ 『決定力を鍛える』

■チェス王者の名言・格言 ガルリ・カスパロフ 『決定力を鍛える』より


自分の番になったとき、
反応するのではなく動きを仕掛ける者は、
ゲームの流れを支配する。

  攻撃する者はつねに有利なのだ。

成功の尺度は人それぞれだ。
第一の、もっとも重要なステップは、
成功の秘訣は心のなかにあると気づくことである。

心のゲームはチェスそのものである。
それは心理学ではない。
生きるべき人生、進行中の自伝なのだ。



決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣 】より
 

決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣
 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣
ガルリ・カスパロフ

■補足

著者のカスパロフは、15年間世界王者に君臨し続けた世界最強のチェスプレーヤー。
「決定力を鍛える」は、そんなチェス王者の頭脳が織り成す意思決定のプロセスを学ぶことができる一冊です。

ちなみに著者は人類代表としてチェス・コンピュータ「ディープ・ブルー」と1997年僅差で敗れるまで、激戦を繰り広げたことで有名です。人間の思考と機械の計算の違いを良く知る人物の一人でしょう。

この著書では、興味深いことに、「人間は習慣にとらわれるが、偏見のないコンピュータはパターンや習慣にとらわれないので、奇想天外な手を打つ」と言っています。

コンピュータとの戦いに心理戦はなく、状況から導かれる選択肢を探る客観的な情報戦のみ。定石に縛られないという意味では人間より優れたところがあるのかもしれません。

あらゆる選択肢を計算し、導き出されたそのコンピュータの一手が何を意味するのか、人間は後になってから理解するということでしょうか。

今では、「人間がコンピュータのようにプレーしはじめているのはたしかだ」とも。
人間が機械から学び、固定観念に縛られない視点を得ることにより、未知を開拓しているようです。

チェスの世界では、コンピュータと接戦することによって、逆に、人間の強みと弱点の客観的分析が進んでいるようにも感じました。

そんな「決定力を鍛える」ですが、チェスとよく似たゲームである将棋棋士の著書と比較して読むと、さらに興味深く読むことができるかもしれません。


■関連書籍
  決断力 (角川oneテーマ21)  集中力 (角川oneテーマ21 (C-3))  勝負 (中公文庫)
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 『青木功自伝 ゴルフありて』

プロゴルファー名言格言 『青木功 ゴルフありて』



うまくいくことを前提に立てたゲームプランなど、妄想にすぎない。
練習ではほとんどミスも起きないショットですら、
コースの上では生じるのだという認識に立って、
初めてゲームプランは成立するのである。



逆に考え方を変えてみれば、いくぶんか打ちそこなったショットが普通なのであって、
思いどおりのショットはむしろまぐれなのだと見なすべきなのではないか?
したがって、戦略は当然、
必ずしも思うようにいかないショットを前提に立てなくてはならないことになるのである。


結果よければすべてよし…なのかもしれないが、
それはプロのゴルフとはいえない。
結果はどうあれ、
ゲームの設計がしっかり立てられた上でプレーするのでなければ、
いつまでたってもあなたまかせのゴルフの域を出ないのである。


教訓は過去のいいプレーからは得られない。
そのとおり、自分のいいプレーは甘い記憶でしかなく、
思い出しては酔い痴れているだけである。
…甘い記憶は、現役を続けている人間にとって、無縁のものでなければ嘘である。


人間はだれしも、ミスはする。どんな名手でも、ミスは犯す。
ミスに満ちた過去のラウンド、思い出すのも腹が立つようなショット、
考えるだけでワキの下に汗が出てきそうな恥ずかしいミス。
忘れたいだろうが、忘れてはならないのだ。
ゴルフは、記憶のゲームだからである。


短いショットで正確にボールが打てるように練習しているだけで、
長いクラブでのフルショット力も知らぬ間に体得できてしまうのだ。
その逆に、フルショットの練習をいくら続けても、
ショートゲームの技術が向上することはあり得ない。





ゴルフありて―青木功ゴルフ自伝】より

ゴルフありて―青木功ゴルフ自伝
ゴルフありて―青木功ゴルフ自伝
青木 功, 立木 義浩



■補足
『ゴルフありて―青木功ゴルフ自伝』は、青木功氏の自伝本。

青木功氏(1942年-)は、世界のアオキと呼ばれる、千葉県我孫子市出身のプロゴルファー。

1980年の全米オープンでジャック・ニクラウスと優勝を争い、大会レコードで2位に入賞。現在も塗り替えられていない、日本人男子プロゴルファーのメジャー大会最高記録の持ち主です。

本書では、青木功氏の我孫子のゴルフ場訓練生時代、日本での賞金王獲得、そしてその後の世界での活躍など、プロゴルファーの半生が語られています。

ゴルフに興味のない方でも、本書に書かれた一流の人間の努力や工夫、試合においての戦略的な発想や、長年にわたっての自己のフォームの作り方などは、参考になるところが多々あります。

例えば、パッティングからゲームプランを考える戦略的発想や、ミスを前提にした柔軟な戦略に対する考え方は、他の分野にも応用できるように思います。

特にゴルフファンなら一度は読みたい一冊です。


■ゴルファーの自伝
ジャック・ニクラウス自伝 
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升田幸三 『勝負―人生は日々これ戦場』

■将棋棋士の名言・格言 升田幸三『勝負―人生は日々これ戦場』



着眼大局、着手小局



全局のことでも、また局部、局部のことでも、その一手の差を慎重に、
そして最善をつくす人が、“勝ち”にゆくわけで、
一手ぐらいなどといって、気楽にしとるやつが、結局は敗北につながる。


せんじつめていえば、そのもっている欠点を長所にする、
これがプロの芸ということになるわけです。


ただ、こういうことは言えると思います。
一度なにかを会得したら、ある時期に、その会得した心境にかえることはある、と。


イチかバチかのやけっぱちみたいなことをやるのを勝負師という人があるが、
これは間違いです。そういうのは勝負師とはいわない、賭博師という。


やっぱり狙いをつけた一心さ、ですね。
そういうときは、かりに失敗しても、非常にいい経験というか、つぎの知恵になります。


そうだ、節を避けるからいかん、節にじかにぶつかればいい。人生、ここにあると。
しかも親父は力で割ろうとしていたからいけなかった。
じいさんは斧で割るから、それで斧の手入れをしとったわけだ。そこですね。





勝負―人生は日々これ戦場】より

勝負―人生は日々これ戦場
勝負―人生は日々これ戦場
升田 幸三




■補足
ますだ こうぞう(1918-1991)
升田 幸三氏は、広島県出身の将棋棋士。
「新手一生」を掲げ、
振り飛車・居飛車などの数々の新手を開発。
「将棋というゲームに寿命があるなら、その寿命を300年縮めた男」と評されています。
現在では、その数々の功績から、
新戦法や新手を生み出した棋士を表彰する「升田幸三賞」が設けられています。

『勝負―人生は日々これ戦場』では、
将棋を人生にたとえたり、
将棋の駒を人間に、人の使い方にたとえたりしながら、
人生と勝負について語られている一冊です。
非常に個性的な人物ですが、
一芸に熟達した人物なだけに、含蓄のある言葉が語られています。

ちなみに、
“着眼大局、着手小局”とは、
升田幸三氏が色紙などによく書いた言葉です。
“視野は広く遠く大局を眺め、行動においては身近な小さなことを着実に行う”
というような意味合いですが、
なかなか味わい深い言葉だと思います。


また、将棋を知らない人には分かりにくいかも知れませんが、
『勝負―人生は日々これ戦場』の二章 “駒の哲学”で、
将棋の駒を人間や役職に例えているところがなかなか面白かったので少し紹介します。


歩兵
戦端が開始されていないときは、
歩の立場は皮膚のようなものだと思えば、いいでしょう、
肉を覆っている皮膚ですよ。
だからあそこ(歩)には、もっとも敏感な神経がかよっていないと困る。


香車
面白いことに、端を守っとるのは真っ正直者なんですな。
融通のきくやつがあそこにおると、いかんのだ。


桂馬
桂馬みたいなものは、命知らずと言うか、
たいへんなことはするんだけど、自分の身を自分で整理が出来んのだ。


銀将
銀というのは、ちょこちょこするけれど、これは案外、正直者なんです。
なぜ正直かというと、いちおう出先で仕事をしたら、本社へ報告に帰るんだ、あれ。
…そういう便利で律儀なところがありますから、前線に出すわけですよ。


金将
金はまぁ、部長みたいなもので、これは銀よりは能力をもってはおるんだけれども、
前線へ出すと、本社へなかなか帰ってこないんだ。
…だから金のほうは、あまり前線には出さんのです。


角行
味方におれば、守備と同時に、敵陣におるのと同じような攻撃の働きをする。
そこで“成り角はひいてつかえ”と…。
それにひきかえ、なま角は、自分の陣地におる場合は、だいたいが不利なんです。
いじめられる駒だから。


飛車
未熟な人は、この飛車を、ちょうど香車と同じように真っすぐ敵陣に飛び込ませて、
成らせることばかり考えるものですが、
この駒はじつは横にきかすところに値打ちのある駒なんですな。
いま右にいて敵ににらみをきかせていたかと思うと、
つぎの瞬間には真ん中へ飛び、敵に脅威をあたえる。この機動性ですね。


王将
王さんには、八方ににらみがきくという他の駒にはマネのできないいいところがある。
前にも横にもはもちろんですが、
背中にまで目がついておって、そこに貫禄があるというか、値打ちがある。


■サイト内関連記事
羽生善治 『簡単に、単純に考える』
谷川浩司 『集中力』
羽生 善治 『決断力』

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『イチローUSA語録』

■野球選手の名言・格言 『イチローUSA語録』


満足は求めることのなかにあるんです。



ぼくが数字で満足することはあり得ません。
なぜなら、数字が内容を反映しているとは限らないからです。
目標を設定して、そこに到達すれば、
そこで満足してしまって先へ進む努力をしなくなるでしょう。
毎打席、何かしら学ぶべきこと、改良すべきことがあります。
満足は求めることのなかにあるんです。





イチローUSA語録】より

イチローUSA語録
イチローUSA語録
デイヴィッド シールズ, David Shields, 永井 淳, 戸田 裕之



■補足

『イチローUSA語録』は、
メジャーリーグ移籍一年目に出版された本。
アメリカの新聞や雑誌等に掲載された、
イチローのコメントが集められた一冊です。

ちなみに、
「他人のためではなく、自分自身のために野球をしている。」
という発言が多く、寡黙で求道者的、孤高の人というイメージの強かったイチローですが、WBCではずいぶん感情を表に出したり、
チームのため、ファンのためというような発言が多くありました。

イメージチェンジというか、
随分変化した印象を受けた人は多いと思いますが、
メジャーリーグを経験して一年あたりで
何かイチローにとってのターニングポイントがあったようで、
ファンに対する考え方が徐々に変わっていたように思われるコメントがあります。

次の2001年3月30日 “シアトルタイムズ”でのコメントから、
三ヶ月後の2001年6月18日 KIRO局“マリナー・トーク”
でのコメントを見ると差がわかりますので、並べてみます。


ぼくは他人のためにではなく、ぼく自信のためにプレーするんです。
彼らがかけたいだけプレッシャーをかけるのは勝手だけど、
ぼくはプレッシャーを感じないんです。
彼らがぼくに何を期待しているのかはわかりません。
ぼくはベストを尽くすだけです。
2001年3月30日 “シアトルタイムズ”


われわれプレーヤーは自分自身のために野球をしているわけですが、
同時に、ファンの人たちもぼくがオールスター・ゲームで
プレーするのを見たいと思ってくれているわけで、
ぼくはいま、気持ちが変わりはじめています。
ぼくはファンに愛されているので、
いまは彼らのためにプレーしたいと思っています。
2001年6月18日 KIRO局“マリナー・トーク”


イチローUSA語録】より


『イチローUSA語録』は、従来のイチローファンや、
WBC前後でイチローファンになった人、
イチローの歩んできた軌跡を知りたい人にオススメの一冊です。



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『イチローは「天才」ではない』
『イチローを育てた鈴木家の謎』
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古田敦也×谷川浩司 『心を読み、かけひきに勝つ思考法』

■スポーツ選手と将棋棋士の名言・格言 『心を読み、かけひきに勝つ思考法』


「記憶と記録は違う」
by古田敦也



何となくこっちが嫌だとかいうような印象だけで物事を判断すると失敗する。
僕らが失敗する時って、たいがいそんな時なんですよ。
ですから、あいまいな記憶に頼らない。
きちんと書いて記録に残していくことが
とても大事だという強い思いが僕にはあるんです。
by古田敦也


最初から強い人はいないわけで、やはり最初は負けっぱなしですから。
「何を!」と思って続けていく人が強くなるのでしょう。
それは何にでも最初あるんでしょうね。
「負けず嫌い」というのがないと上がれない。
by谷川浩司


相手が変化してきて、まったく見覚えのない初めての局面を前にした時に、
定跡を応用して対応できるかどうかが問題なのです。
ですから、定跡の一手一手の指し手の意味をしっかり理解して、
初めて定跡を覚えたということになるんですね。
by谷川浩司


自分の中で基本的な間口を広くもっているというのは大切です。
最初から「いらない」と捨ててしまうんじゃなくて、
自分の中で間口を広くもって、
とにかく入れてから捨てるということが
大切なんじゃないかと僕はいつも思っているんです。
by古田敦也


相手の選択肢を狭くする指し方を選ぶと、
自分の選択肢も同様に狭くなってしまうという傾向もあります。
by谷川浩司


最初は絶対落ち着いて戦えませんから、
初めて出るピッチャーには言いますね。
「平常心になんてなれないから、心していくように」と。
by古田敦也


失敗しても反省するところはしっかり反省して、
日が変わったらしっかり忘れるというふうにしています。
プロとはそいういうものだと思っています。
…結局、そういうところで気持ちを切り替えられる人間が
プロとして残っているんだろうと思うんです。
by古田敦也





心を読み、かけひきに勝つ思考法】より

心を読み、かけひきに勝つ思考法
心を読み、かけひきに勝つ思考法
谷川 浩司, 古田 敦也




■補足
『心を読み、かけひきに勝つ思考法』は、
終盤の鋭い寄せで「光速流」と呼ばれる将棋棋士の谷川浩司氏と、
プロ野球随一の頭脳派、ヤクルト選手兼任監督の古田敦也氏による対談本。

勝負に勝つための発想やかけひきなど、
勝利や敗北から学びながら、
長く勝負で勝ち続けていくための“知略”が語られています。
プロで長年一流の座を守り続けている二人ならではの一冊。

ちなみに古田敦也氏の趣味は将棋で、
日本将棋連盟から三段を授与されるほどの腕前。
飛車角落ちの羽生義治氏に勝った事があるそう。
将棋の思考法が野球の試合にも活かされているそうです。

『心を読み、かけひきに勝つ思考法』は、
谷川浩司氏と古田敦也氏のプロ精神や、
合理的な発想を学ぶことができる一冊です。




■古田敦也氏関連リンク

古田敦也公式ブログ

ブログ本も出ています。
古田のブログ
古田のブログ
古田 敦也



■サイト内関連リンク
谷川浩司『集中力』
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市村 操一 『ゴルフ思考術』

■スポーツ・ゴルフの名言・格言 『ゴルフ思考術』


心で心をコントロールすることはなかなか難しい。
むしろ、体を通して心の状態を整えることのほうが、
意外とやさしいのである。



不安度の高い状況でそれを克服しようと格闘するよりも、
不安の少ない状況を徐々に克服していくことが大切である。


一つのことに注意を向けることは、雑念が入ってくるのを防ぐ効果もある。
すべての心配事を忘れようとするよりも、
何か注意を向ける対象を決めておいたほうが、
雑念が入ってくるのを阻止する効果は高いのである。


系統的準備行動。
選手はショットの準備段階でチェックすべき事項を
系統的にいつも同じ順番で行っていくのだ。


胸のドキドキ、心臓の鼓動の高まりは、
スポーツなどの運動において、そこ行動に直接の害はない。
むしろ「失敗しないだろうか」「恥をかきたくない」
というような心配や懸念のほうが、運動の遂行には有害なのである。


一般に、われわれは悪いところを思い出し、
反省し、次の練習の糧にするというやり方になじんできた。
しかし、悪いところにこだわる結果、
その悪いイメージが深くしみこんでいってしまうこともある。
それより良いイメージを染み込ませることが大事なのである。


悪いショットをしたときの後悔や反省より、
“本イチ”と思われる良いショットをイメージしたほうがはるかに良い練習になる。
調子の悪いときより、良いイメージのある好調時こそ練習すべきなのだ。




(ゴルファーの名言・格言)


ゴルフで戦う相手は、敵対するプレーヤーではなく、
コースのパーである。
byボビー・ジョーンズ


若いときは、リードしていてもいつかは誰かに
負けるかもしれないという不安をもっていた。
しかし、自分が強くなったからこの位置でプレーしているのだ
と考えるようにしてから、本当に勝てるようになった。
byレイモンド・フロイト


ショットに先立って、生涯最良のショットを思い出せ
byアーノルド・パーマー


良いプレーをするために必要なことは、
いつも同じリズムで歩き続けることである。
そして、トラブルショットの場面に陥っても笑顔を忘れないことである。
byリー・トレビノ


良いショットを生み出す決定的な要因の5割はショットの計画(イメージ)であって、
4割は構え(セットアップ)であり、1割がスイングである。
byジャック・ニクラウス


ボールの後ろに立ち、目標とボールの打ち出す方向を確認し、
アドレスではその方向へ自分の構えが向いているかどうかをチェックする
byベルンハルト・ランガー


スターの座に長くとどまれるプロは、
たとえ勝っても厳しい自己反省によって、
自分の練習課題をもち続けられることのできた人である。
byジャック・ニクラウス





読むだけで10打縮まるゴルフ思考術】より

読むだけで10打縮まるゴルフ思考術
読むだけで10打縮まるゴルフ思考術
市村 操一




■補足
身体と心は、密接につながっているもの。
『ゴルフ思考術』では、
心から身体、身体から心を相互にサポートするためのノウハウ、
ゴルファーのメンタル面を強化する思考法について分かりやすく書かれています。

身体から心を整える方法としては、
たとえば、呼吸法・リラクゼーション。

リラックスに関しての次の言葉が印象的でした。


リラックスしようと思っても、なかなか思い通りにならないのは、
われわれが力の入れ方は学んでも、力の抜き方を学ぶ機会はなかったからである。



肩の力を抜いてくださいと言われても、
どこかに力が入って、なかなか抜き切れないものです。
そこで、次の方法が提示されています。


『プログレッシブ・リラクセーション』
力を抜こうとする筋肉を一度しっかりと緊張させたあとで、
ゆっくりと力を抜いていくことを繰り返すもの。



筋肉の緊張状態から、リラックスするまでのフィーリングをつかむということです。

通常の状態から筋肉をリラックスすることが難しいなら、
むしろ筋肉を緊張状態にしてしまってから
リラックスさせてみようという逆転の発想です。


また、
とても優れたイメージ法が紹介されています。

『ジャック・ニクラウスのイメージ法』
,泙坤棔璽襪理想的な位置まで飛んでいって止まっているところをイメージする。
△修里燭瓩法▲棔璽襪着地する場面をイメージする。
そのようなボールを打ち出すための身体の動きをイメージする。
い修靴董△修里箸のショットの感覚をイメージする。



結果から逆算して考えていくわけですが、
プロセスが非常に具体的だと思います。


また、参考になる考え方として、
トレーニングをするにあたっての次の考え方があります。


『コンディションの悪い場所、調子が悪い状態での練習は避けた方がよい。』


ちなみに、野球の不調の時の練習法で、
とにかく「特打」(ひたすら打つ)をする、というものがあります。

スランプに陥った選手が、無我夢中の努力の中で、
何かスランプ脱出のヒントを得るということでしょうか。

ただ、イチローなどもそうみたいですが、
不調の時はそういった特打よりも、
軽く基礎トレーニングをしたほうがいいという考えもあるようです。

その理由は、不調の時はフォームが崩れていて、
その状態で反復練習をすると、
身体に悪いフォームのイメージが染み付いてしまう、
調子が良いときにこそ反復練習をして、
良いイメージを身体に染み込ませるべきだ、ということのようです。

なので不調の時は、
調子の良いときのビデオでフォームを確認したり、
基礎トレーニングに励んだりするそうです。


一心不乱の努力の中で発見するものもあるとは思いますが、
努力の合理化は必要かなと思います。
スポーツの世界は、比較的「努力の合理化」が進んでいるように思います。
多分野にも参考になるところがあるかもしれません。




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『イチローは「天才」ではない』

■スポーツの名言・格言 『イチローは「天才」ではない』


僕は決して「打率4割」とは言わないんです。
6割の失敗は許してやるわ、と。いつもそう言っているんです。
byイチロー



神様、私にお与えください。
変えられないものを、受け入れる心の平静を。
変えられるものを、変える勇気を。
そしてその二つを、見分けられる賢さを。
byラインホルド・ニーバー


まず「最初に動いておきなさい」と。
「静から動」よりも「動から動」の方が動きやすいんです。
「小さな動」から「大きな動」に移っていくわけですね。
by河村健一郎


しかし、「しっかり見ろ」と言った時に、ボールの一点に集中したのか、
少し広げて周辺まで見たのか、ボールの上端を見たのか下端を見たのか。
右を見たのか左を見たのか。
いろいろ見方があるじゃないですか。それを伝えられるかどうかですね。
by田村知則


自分の信念みたいなもの、自分の目指すものがはっきり決まっていると、
日常の眼差しも力強く、視線も安定してくるんですね。
人生に「芯ができる」ということです。
目標がなければ、目の方もフラフラしやすい。
目というのは、だまされやすいんです。
by田村知則


問題は、通用するかじゃない。適応できるかどうかなんですよ。
by長谷川慈利


天才はむしろ努力を発明する。
凡才が容易と見るところに、何故、天才は難問を見るという事がしばしば起こるのか。
詮ずるところ、強い精神は、容易なことを嫌うからだという事になろう。
by小林秀雄





イチローは「天才」ではない】より

イチローは「天才」ではない
イチローは「天才」ではない
小川 勝




■補足

『イチローは「天才」ではない』では
イチローに関わる人物からの証言や、
データ等を通して、
イチローの他の選手との違いを細かく分析しています。
イチローがどうやって優れた選手になっていったのか、
その努力や精神を垣間見ることができます。

また、身体面やメンタル面をいかに整え、向上させていくかということに関して、
近代スポーツを支える各専門家の言葉を引用しながら詳しく書かれています。

スポーツや身体理論、スポーツ選手のメンタルトレーニングなどに興味がある方や、野球ファン、イチローファンにオススメの一冊です。



【サイト内関連記事】
『イチローUSA語録』
『イチローを育てた鈴木家の謎』




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川上 哲治 『常勝の発想』

■スポーツ選手・監督の名言・格言 『常勝の発想』



努力の果てに、ついには自分が努力しているのか、
“努力”の方が自分を翻弄しているのか、
判別できない無心になり切れなければ、新しい世界は見えてこない。



どんなに遠まわりに見えようとも、
勝つためには、基本の積み重ねしかない。


努力に際限などない。
努力していると思っている間は、本当に努力しているのではない。
努力しているという意識が消え、唯一心になって初めて努力といえるのだ。


“勝負”の二字には、
文字通り“勝ち”と“負け”しかない。


真剣での勝負であれば、命のやりとりである。
敗れた瞬間にあの世行きだ。なにがなんでも勝たねばならないのである。
だからこそ、工夫もするし、策も用いるのである。


“不動心”とは「動かざる心」のことではない。
心は十方、八方に動いても、そのいずれにもとどまらない、
ましてやひとつにとらわれない“心くばり”のことである。
ちょうど千手観音が、千の手のいずれにも
心くばりがゆきとどいているようなものだ。


人生を味わうことと、人生を享楽することとは似て大いに非なるものだ。
前者は、努力の果てに、人生の意味を知ることであり、
後者は単なる命の消費にすぎない。





常勝の発想―宮本武蔵『五輪書』を読む】より

常勝の発想―宮本武蔵『五輪書』を読む
常勝の発想―宮本武蔵『五輪書』を読む
川上 哲治




■補足
かわかみ てつはる(1920-)
川上 哲治氏は元プロ野球監督。
現役時代は「打撃の神様」と呼ばれ、
引退後は巨人軍の監督としてV9を達成。
巨人の黄金時代を築きました。

『常勝の発想』は、
川上哲治氏が愛読する宮本武蔵『五輪書』を引用しながら、
勝ち続けるための発想を提示しています。

ちなみに、宮本武蔵は当時の主流であった
剣禅一如のような精神的なものを否定しています。

「剣というものは、人を斬る為のものである」
「剣を振る練習のときも、人を斬らんと思って振らねばならない」


というような、非常にドライといえばドライですが、
合目的、合理的な考え方をしています。
(反論・批判はあると思いますが)

本書でも、この合理的精神に影響を受けて、勝負に関する考え方や、
バットの振り方に関する考えなど、非常に分かりやすい合理的な説明がされています。

ただ、スポ根時代の雰囲気が漂っているところがあり、
発想自体は非常に合理的なものでありながら、
努力に関しての考えが割合非合理的なところがあります。

その例として、
「相撲取りはぶっ倒れて水をかけられてからが練習だ」
というものや、
「スランプ克服法としての特打(ただただひたすら打つ)」
などがあります。

本書では特打をすすめていますが、
近年のスポーツ理論では、「合理的な努力法とは言えない」として、
すすめないこともあります。

調子の悪いときに反復練習を行うと、
調子の悪いイメージが身体に身に付いてしまうとして、
「不調の時はコンディション作りやビデオによる反省、
反復練習は調子のいいときに行う」というふうに言う人もいます。

また、闇雲に努力するのではなく、
自分の動きを観察・反省し、
工夫を重ねながら努力する方が進歩するというような言い方もあります。

ただ、“血反吐を吐くぐらいの努力をして身に付く何か”とか、
“努力し続けられる精神的な強さを鍛える”
ということもあるとは思いますので、一概に言えないかもしれません。

『常勝の発想』は、
勝利や目標を手にするための合理的精神と、
努力における非合理的精神が混ざっている面白い一冊だと思います。
実際に両方必要なものなのかもしれません。


また、本書では現役時代の王・長島選手のエピソードなども読みどころです。

ちなみに“ボールが止まって見えた”とは川上氏の名言ですが、
王貞治氏には“ボールの縫い目が見えた”そうです。



■宮本武蔵の名言

千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。
by宮本武蔵


武士といえば、常に死ができている者と自惚れているようだが、
そんなものは出家、女、百姓とて同様だ。
…武士が他と異なるのは、兵法の心得があるという一点においてだけだ。
by宮本武蔵


構えあって構えなし。
by宮本武蔵


打ち込む態勢をつくるのが先で、剣はそれに従うものだ。
by宮本武蔵


勝負とは、敵を先手、先手と打ち負かしていくことであり、
構えるということは、敵の先手を待つ心にほかならない。
…“構える”などという後手は邪道なのである。
by宮本武蔵




>>ブログルポ
| 趣味とスポーツの名言・格言 | 20:00 | comments(1) | trackbacks(1) | - | - |

エベレスト登山の手順。

■登山家の名言・格言


私が山頂に立ったことは事実ですけれど、
それを成し遂げたのはチーム全員の力なんだという思いがあります。
最終的に誰が山頂に立っても、結局は同じことなんですよ。



登山と言っても、8000メートル級の山の場合、
たとえば“毎日1000メートルずつ登っていって、8日目に登頂”
というようなものではないんですね。
by 田部井淳子(登山家)






イノベーティブワンの記事より




■補足
山頂にいけばいくほどきびしくなるのがエベレスト登山。
キャンプを張り、そこを足場にして、
第2キャンプ、第3キャンプを張って、
何度も往復しながら、多くの荷物を上げていって、
徐々に登っていくそうです。

この手順は参考になるところがあると思います。

例えば“問題を細分化する”という考え方がありますが、
0地点と1000地点、8000地点での環境の違いなど、
正しい違いを把握できていないと、
細分化の方法自体が間違ったものになり、
後で厳しい思いをすることがあります。

大きな問題を細分化するにあたっては、
不均一な問題を、単純な数字で把握してしまっていないか、
確認する必要があるかもしれません。
| 趣味とスポーツの名言・格言 | 02:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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