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フィリップ・コトラー「マーケティング10の大罪」より

ビジネス書の名言・格言  『「マーケティング10の大罪」』より


マーケティングは販売に注力するのではなく、
むしろ販売が不要なほど魅力的な製品の開発に注力すべきだ


差別化は二つの問題をはらんでいる。一つは、
多くの差別化が顧客の目にはどうでもいいことのように映っていること―
つまり、まがいものや魅力に欠けるものと受け止められていることである。

もう一つの問題は第一の問題以上に深刻なものだ。
それは、たとえ効果的な差別化を図れたとしても、
競合他社に簡単に模倣されてしまうという問題である。

ほかに差別化要因がなくても、
卓越したサービスそのものを強力な差別化要因とすることは可能である。




マーケティング10の大罪】より
 

マーケティング10の大罪 
マーケティング10の大罪
フィリップ・コトラー

■補足

マーケティングの神様、フィリップ・コトラーから一冊。

その意味するところは異なるかも知れませんが、

「販売活動を不要にすることこそ、マーケティングの理想である。」

とはドラッカーの言葉。上に引用したコトラーの言葉に近い内容ですね。
一読すると分かり難い、ちょっと分かり難い剣の極意のようにも見えます。
マーケティングの極意といったところでしょうか。

もう一つ似た言葉を引用すると、

「広告から離れることによって、より広告となる。」

こちらは広告批評の天野祐吉氏の言葉。
広告の極意ですね。

さらには、

「構えあって構えなし。」

剣の達人、宮本武蔵の構えの極意。
これらの言葉は理解し難くいですが、凡人には分かり辛い境地であって、自分とは無関係と決め付けてしまっては、得るものが無くなり、ちょっと残念です。

たしかに極意を体得することは難しいでしょうが、これらの言葉が「手段の目的化」を否定し、合理性を求めているのだと解釈すると、参考になる言葉であると思います。

手段はあくまでも手段。
剣術の目的は戦いに勝つことであって、構えに凝ることではない。マーケティングの目的は売れる仕組みを作ることであって、単に販売活動に熱心になれ、ということことではない。

定石の手段ばかりを使っていると、目的を果たすための行動を選択するという合理性を失いがち。

考え直すと、販売活動にいかに無駄が多いか、勘違いな発想をしているか、「マーケティング10の大罪」では、コトラーからの多数の指摘があります。

マーケティングに関する警句が凝縮した読みやすい一冊です。






■関連書籍
 
コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則 コトラーのマーケティング入門 ドラッカーが教える 実践マーケティング戦略
| ビジネス・教養の名言・格言 | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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