山本ケイイチ「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」

ビジネス書の名言・格言  『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』より


鍛えられた肉体は、
もはやビジネススキルのひとつなのである。


ビジネスパーソンがこれからの時代を生き残るのに有能なスキルは、
「英語」「IT」「金融知識」とよく言われる。
私はここに「筋肉」を加えたい。

筋肉を鍛えることは、
いまや単なる趣味やレクリエーションではなく、
「将来的に大きなリターンを生む自己投資」である。

成功する人たちは、自分がなぜトレーニングをするのかという目的がとにかく明確で、
どこに向かって進めばいいかを理解している。
だから辛い筋トレにも耐えることができ、気持ちがぶれない。

自分の体の変化とじっくり向き合う、トレーニングという行為は、
精神力を鍛える貴重なチャンスなのだ。

「自らの意思で、自らに辛いことを課す」
これは精神にも肉体にも共通する、普遍の成長原理なのである。




 【仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)】より
 

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)  

山本ケイイチ
仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

■補足
「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」
興味深いタイトルに惹かれて、一読してみました。

「仕事ができる人は筋トレをしている」
という前提に基づいた刺激的なタイトルです。

「ビジネスで成功している人でもブヨブヨな人は数多くいるじゃないか。」
という声が聞こえてきそうですが、

・筋トレをしているビジネスマン
・筋トレをしていないビジネスマン

ビジネスマンに二種類あるとすると、たしかに筋トレをしている人の方が成功している雰囲気が漂いそうです。

さまざまなビジネスパーソンのトレーニングをサポートしてきた著者によると、
「仕事ができる人は、トレーニングをやっても優秀である」
という結論を得たそうです。

「体が資本」とはよく使われる言い回しですが、本書ではさらに踏み込んで
「筋肉はビジネススキル」と言い切っています。

トレーニングによって何を得るかという明確な目的を持ち、合理的な行動を行う「目的志向性」。辛い筋トレに耐え、結論が出るまで待てる「忍耐力」「継続力」。さらには「習慣化」する力。

トレーニングに必要な能力は、確かにそのままビジネスに生かせる力であると言えます。

細かな筋トレのノウハウを書いた本ではなく、
トレーニングの原理原則に焦点を当てた珍しい一書。

「仕事で疲れて家に帰ったら休むだけ。」
そんなあなたがトレーニングによって鍛えられた筋肉と精神という「成果」を得たならば、
ビジネスにおいてもさらなる「成果」を得ることが出来るかもしれません。



■忍耐に関する名言

最後に参考になる名言を紹介します。

忍耐を身につけよう。忍耐は、準備でもある。
つまり、行動を始める前の行動なのである。
byノア・ベン・シー

ありがたいことに、心は筋肉によく似ている。
使うことによって鍛えられ、強くなるのだ。
byブライアン トレーシー

千日の稽古をもって鍛となし、
万日の稽古をもって錬となす。
by宮本武蔵

自分で刻苦一歩ずつ登りつめていかなければ、
輝く星を手に入れることはできない。
一段一段登っていく足下の先に、きっと夢はあると信じて。
byジャック・ニクラウス




■関連書籍
 
たった1分で人生が変わる 筋トレの習慣  老けない筋トレ  読む筋トレ (扶桑社新書)
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  • 2011/09/09 9:25 AM
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