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カント 『道徳形而上学原論』

■哲学書の名言・格言 『道徳形而上学原論』



君自身の人格ならびに他のすべての人の人格に
例外なく存するところの人間性を
いつでもまたいかなる場合にも同時に目的として使用し、
決して単なる手段として使用してはならない。



君の行為の格律が君の意志によって、あたかも普遍的自然法則と
〔自然法則に本来の普遍性をもつものと〕なるかのように行為せよ。


自分自身の幸福を確保することは義務である。


傾向によるのではなくて、義務に基づいて幸福を促進せよ。


意志は、いっさいの行為において、自分自身に対して法則である。


自由意志と、道徳的法則に従う意志とは、
ひっきょうは同一のものなのである。


絶対に善なる意志は、
その意志の格律が普遍的法則と見なされるところの自分自身を、
常にみずからのうちに含んでいるような意志である。





道徳形而上学原論】より

道徳形而上学原論
道徳形而上学原論
カント, Immanuel Kant, 篠田 英雄




■補足

Immanuel Kant(1724-1804)
イマヌエル・カントは、ドイツの思想家。哲学者。
ドイツ観念論哲学の祖で、批判哲学の提唱者。


■以下、『道徳形而上学原論』の要約

絶対的に善であるものは、我々の善の行為ではなく、
我々の善意志である。

その善意志の背後には義務の概念があり、
義務の概念は道徳的法則に基づく。

また、純粋な意味での道徳的法則は客観的なものだけれど、
我々は、自分なりの主観的な行為の原則(格律)に基づいて行動している。

その格律は、善にも悪にもなり得るもので、
格律が普遍的法則に近づく必要がある。

そこで次の命題


君の行為の格律が君の意志によって、あたかも普遍的自然法則と
〔自然法則に本来の普遍性をもつものと〕なるかのように行為せよ。



が出てくる。
(自分の行為が、誰が行ってもいいような行為になるよう、
 自分の行為の原則を、普遍的な道徳的法則に近づけていきましょう、
 という意味合いでしょうか。)


…とりあえず途中までの大雑把な要約ですが、
大体内容はこんな感じだと思います。

薄い本なので、難解なカントの著作の中でも、
比較的読みやすい一冊だと思います。




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| 哲学・思想・宗教の名言・格言 | 02:12 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
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2006/07/26 9:29 PM, from -









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