マーティン・ルーサー・キング 『汝の敵を愛せよ』

■宗教家の名言・格言 『汝の敵を愛せよ』から


許す力に欠けている者は、
愛する力にも欠けている。



われわれは、敵意を取り除くことによって、敵を取り除くことができるのである。


許しは一時的な行為ではなく、永続的な態度である。


神は、われわれが欲しているような横暴な方法で悪を処理するならば、
おそらく、その究極的な目的を台無しにしてしまうであろう。


武装しない愛こそが世界最強の軍隊である。


愛する者は、究極的な現実の意味を解く鍵を発見しているのだ。
憎む者は、性急に虚無を求めるものである。


真の平安、すべての描写と説明を越えている静けさは
嵐のただ中の平和、災厄のただ中の、落ち着きなのだ。


勇気は、生の曖昧さにもかかわらず自己を肯定する生の力である。





汝の敵を愛せよ】より

汝の敵を愛せよ
汝の敵を愛せよ
M.L.キング, 蓮見 博昭




■補足
Martin Luther King, Jr(1929-1968)
マーティン・ルーサー・キングは、
アメリカ合衆国の牧師でノーベル平和賞受賞者。
公民権運動(黒人の公民権の適用を求めた運動)の指導者。

“罪を憎んで人を憎まず”という言葉がありますが、
キング牧師はまさにそのことを実践していた人。
熱心な理想家ですが、差別者に対する憎しみを持たず、
差別を無くそうと平和的な手段でもって、活動を推進していました。

『汝の敵を愛せよ』は、
公民権運動の中心人物であった、キング牧師の信念が語られている一冊です。

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