『イチローUSA語録』

■野球選手の名言・格言 『イチローUSA語録』


満足は求めることのなかにあるんです。



ぼくが数字で満足することはあり得ません。
なぜなら、数字が内容を反映しているとは限らないからです。
目標を設定して、そこに到達すれば、
そこで満足してしまって先へ進む努力をしなくなるでしょう。
毎打席、何かしら学ぶべきこと、改良すべきことがあります。
満足は求めることのなかにあるんです。





イチローUSA語録】より

イチローUSA語録
イチローUSA語録
デイヴィッド シールズ, David Shields, 永井 淳, 戸田 裕之



■補足

『イチローUSA語録』は、
メジャーリーグ移籍一年目に出版された本。
アメリカの新聞や雑誌等に掲載された、
イチローのコメントが集められた一冊です。

ちなみに、
「他人のためではなく、自分自身のために野球をしている。」
という発言が多く、寡黙で求道者的、孤高の人というイメージの強かったイチローですが、WBCではずいぶん感情を表に出したり、
チームのため、ファンのためというような発言が多くありました。

イメージチェンジというか、
随分変化した印象を受けた人は多いと思いますが、
メジャーリーグを経験して一年あたりで
何かイチローにとってのターニングポイントがあったようで、
ファンに対する考え方が徐々に変わっていたように思われるコメントがあります。

次の2001年3月30日 “シアトルタイムズ”でのコメントから、
三ヶ月後の2001年6月18日 KIRO局“マリナー・トーク”
でのコメントを見ると差がわかりますので、並べてみます。


ぼくは他人のためにではなく、ぼく自信のためにプレーするんです。
彼らがかけたいだけプレッシャーをかけるのは勝手だけど、
ぼくはプレッシャーを感じないんです。
彼らがぼくに何を期待しているのかはわかりません。
ぼくはベストを尽くすだけです。
2001年3月30日 “シアトルタイムズ”


われわれプレーヤーは自分自身のために野球をしているわけですが、
同時に、ファンの人たちもぼくがオールスター・ゲームで
プレーするのを見たいと思ってくれているわけで、
ぼくはいま、気持ちが変わりはじめています。
ぼくはファンに愛されているので、
いまは彼らのためにプレーしたいと思っています。
2001年6月18日 KIRO局“マリナー・トーク”


イチローUSA語録】より


『イチローUSA語録』は、従来のイチローファンや、
WBC前後でイチローファンになった人、
イチローの歩んできた軌跡を知りたい人にオススメの一冊です。



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