マックス・ドゥプリー『リーダーシップは君子のように』

■ビジネス書の名言格言 『リーダーシップは君子のように



リーダーの最初の責務は、現実を明確にすることであり、
最後の仕事は「ありがとう」ということである。



リーダーは組織に対して責任を負わなくてはならないし、組織の明日の繁栄のために、
自分のことばかりでなく後継者についても考慮しておく必要がある。
そのためにリーダーはまず、企業の所有者ではなく、奉仕者とならなくてはならない。


すぐれたリーダーは反対意見を積極的に聞き入れる。
対立した意見には組織の活性化につながるものがあるからだ。


私たちは、成長し、諸々の才能を発揮し、自己実現するため、相互の自由度を確保すべきだ。
相互の自由を認めることにより、様々なアイデアが飛び交う環境が生まれ、
人と人との間に開放感や尊重心が芽生える。
そして喜びや励ましの感情、仲間意識なども育つのである。


余計な言葉ではなく、価値のある言葉を与えること。
つまらない言葉ではなく、その人にとってなくてはならない言葉、
またその場しのぎの言葉ではなく一生心に残る言葉を贈るべきだ。


すぐれたコミュニケーションは、私達に自由を与え、
よりすぐれた仕事を達成できるようにしてくれる。実に単純なことなのだ。
会社でのコミュニケーションがうまくいきさえすれば、
与えられた仕事に対応し、責任を果たすことができるのだ。


リーダーが重い責任を担っているのは、日常業務ではなく、
今後企業に起こりうる出来事についてである。





リーダーシップは君子のように】より

リーダーシップは君子のように―超優良企業を創りあげた新指導者論
リーダーシップは君子のように
マックス ドゥプリー, 村田 昭治




■補足
「リーダーはメンバーに奉仕する者でなくてはならない。」

この考え方を、“サーバント・リーダーシップ”と言います。
サーバント(servant)とは召使い、奉仕者の意味です。
通常考えられるような、上意下達型、命令型のリーダー像ではなく、部下のモチベーションを高めようとする「奉仕するリーダー」。

「自分のために部下がいる」のではなく、「部下のために自分がいる」と考えること。

組織の為にメンバーを奉仕させるだけのリーダーではなく、メンバーの成功と成長の為に尽くすリーダー。

本書『リーダーシップは君子のように』では、このようなサーバント・リーダーシップの考え方を取り上げ、参加意識の高い、すぐれた集団を作り上げるためのリーダーシップ論について書かれています。

周りの力を高め、組織の力を高めるためにリーダーが何を行えばいいのか、数多くのヒントが詰まった一冊です。



■関連書籍
サーバント・リーダーシップ 「いい人」だけがビジネスで成功する―得るためにはまず与える サーバント・リーダーシップという考え方 サーバントコーチング―本当のコーチングは教えてあげるではなく、聞かせてくださいだった!
コメント


『ことわざのしわざ』という本がとても面白かったので、
ご紹介いたします。
「笑っていいとも!」で共演した人気書家で「達筆王」の森 大衛さんと、
「いいわけ番長」吉野 秀のコラボレーション。
「果報は練って待て」や「向かうところ客なし」、
「いざキャバクラ」など新しいことわざが81個。
酒の肴に、会話の清涼剤に、クロージングのキー・ワードに・・・
使い勝手は300パーセントだと思いました。

  • りりか
  • 2007/06/02 08:59
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