オグ・マンディーノ『十二番目の天使』

■小説の名言・格言『十二番目の天使』



「あきらめるな、あきらめるな、
絶対、絶対、あきらめるな!」



「毎日、毎日、あらゆる面で、僕らはどんどん良くなってる!」


そもそも私たちは、自分自身に、
何らかのことを常に語り掛けているわけですからね。
そうやって知らず知らずのうちに、
自分自身に何かをインプットしているわけです。
だったら、インプットするものは、
前向きな言葉やアイデアのほうがいいに決まっています。


そもそも、私は勝てる、私はこの仕事を成功させられる、私は売れる、
と言うのも、私は勝てない、私はこの仕事を成功させられない、私は売れない、
などというのと同じくらい簡単なことなんです。





十二番目の天使】より

十二番目の天使
十二番目の天使




■補足
オグ・マンディーノ(Og Mandino 1923-1996)はアメリカの小説家。“世界中で最も多くの読者をもつ自己啓発書作家”と呼ばれるベストセラー作家です。

『十二番目の天使』は、ノンフィクションである、『天国の青い蝶』と対比して読むと面白いかもしれません。

二冊に共通するところは、脳腫瘍の子供が重要人物として登場することですが、その結果はまったく異なっています。

『天国の青い蝶』は子供自身に物理的な奇跡が起きます。人生に前向きにアプローチすることによって、自分自身に奇跡を呼び起こすという“実話”を元にしたお話です。

『十二番目の天使』は、物理的な奇跡が起きるわけではありません。悲しい現実自体はまったく変化しません。しかし、人生に対する前向きなアプローチそのものが、他の仲間や人々に素晴らしい影響を与えていきます。その中に“平凡な奇跡”を感じることが出来るのです。

『十二番目の天使』『天国の青い蝶』の2冊とも、とても面白いので是非読み比べてみてください。


十二番目の天使 天国の青い蝶


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