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『奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝』

■偉人・歴史上の人物の名言・格言 『奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝』



“喜びは、自分を忘れることにあるのだ”と。
だから私は、人の目に入る光をわが太陽とし、
人の耳に聞こえる音楽を私の華麗なシンフォニーにしよう。
人の唇から漏れる微笑みを、
自分の幸せと感じられる人間に私はなりたい。



知識は愛であり光であり、未来を見通す力なのだ


すべてのものには名前があった。
そして名前をひとつ知るたびに、新たな考えが浮かんでくる。
家へ戻る途中、手で触れたものすべてが、
いのちをもって震えているように思えた。


雲にさわることはできないでしょう?
それでも雨が降ってくるのはわかるし、
暑い日には、花も乾いた大地も雨を喜んでいるのがわかるでしょう?
それは愛と同じなのよ。
愛も手で触れることはできません。
だけど、愛が注がれる時のやさしさを感じることはできます。
愛があるから、喜びが湧いてくるし、
遊びたい気持ちも起きるのよ…
byヘレンの家庭教師アン・サリバン
(ヘレンに「愛」を教えるときに語った言葉)


頂上へは楽な道などない。
それなら私は自分なりにジグザグに登ればいい。


“知識は力なり”という。しかし私は、知識とは幸福だと思う。


一人ひとりが、
緑の地球とささやく水の記憶を潜在意識の中に持っている。
だから、たとえ目と耳を失っても、
この過去からの贈り物を奪うことはできない。


目の見えない人間が、手で触れただけで、
冷たい大理石の中に動き、感情、美を読み取れると聞いて、
不思議に思う人も多いだろう。
それでも、偉大な美術品に触れることで、
私が心からの喜びを得られることは事実なのである。


すべては驚きに満ちている。暗闇と沈黙の世界も例外ではない。
だから、私はどんな境遇にあっても、満足することを学んだのだ。





奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝】より

奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝
奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝
ヘレン ケラー, Helen Keller, 小倉 慶郎




■補足
奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝はヘレン・ケラーが22歳の時の自伝。
三重の障害を乗り越えたヘレン・ケラーといえば、
子どもの頃に伝記を読んだ人は多くても、
その著作を読んだ人は少ないかも知れません。
この自伝はヘレン・ケラー本人の言葉で綴られていますので、
伝記と違い、若かりし頃のヘレン・ケラーが持っていた
幅広く限りない好奇心や、その心の美しさがとてもよく伝わってきます。

また、翻訳が綺麗です。
やや訳の古い角川文庫の『私の生涯』と比較すると、

角川文庫『私の生涯』では
「知識は愛なり、光なり、幻なり」と翻訳されているところが

奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝では
「知識は愛であり光であり、未来を見通す力なのだ」と訳されています。

後者の方が意味が通じるものになっていると思われます。
そのほかも読み比べると詩的な文章が綺麗に翻訳されていて、
とても理解しやすくなっています。




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