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塩野七生『ローマ人の物語-ハンニバル戦記』

■歴史文学の名言・格言『ローマ人の物語 ハンニバル戦記』



優れたリーダーとは、
優秀な才能によって人々を率いていくだけの人間ではない。
率いられていく人々に、自分たちがいなくては、
と思わせることに成功した人でもある。



良くつくられたシステムは、他の面でも機能しないではすまない。


戦闘の結果を左右する戦術とは、
コロンブスの卵であると同時にコロンブスの卵ではない。
誰もが考えなかったやり方によって問題を解決するという点では
コロンブスの卵だが、
そのやり方を踏襲すれば誰がやっても同じ結果を産むとは
かぎらないという点で、コロンブスの卵ではないのである。


優れた武将は、主戦力をいかに有効に使うかで、
戦闘の結果が決まることを知っている。
その主戦力を有効に使うには、
非主戦力の存在が不可欠であることも知っている。


天才とは、その人だけに見える新事実を、
見ることのできる人ではない。
誰もが見ていながらも重要性に気がつかなかった旧事実に、
気づく人のことである。


戦闘とは、激動の状態である。
ゆえに、戦場でのすべての行為は、
激動的に成されねばならないbyアレクサンダー


いかに巧妙に考案された戦略戦術でも、
それを実施する人間の性格に合っていなければ成功には結びつかない。


人間、これまではずっと有効であったことを変革するくらい、困難なことはない。


信頼は、小出しにしないほうが、より大きな効果を産みやすい。


真に優秀な弟子ならば、師のやり方の全面的な模倣では終わらない。
必ず、与えられた条件のオリジナルな活用も、忘れないものである。


介入とは、長びけば長びくほど介入した側に不利に変わるのである。


敗北とは、敵に敗れるよりも自分自身に敗れるものなのである。


指導者の軟弱な態度は、たとえそれがやむをえないことであっても、
しばしば庶民のナショナリズムに火を点けるものである。





塩野七生【ローマ人の物語 ハンニバル戦記】より

ローマ人の物語〈2〉― ハンニバル戦記
ローマ人の物語〈2〉― ハンニバル戦記




■補足
ローマ人の物語 ハンニバル戦記は、
約千年間のローマ帝国興亡を描く物語の第二巻。
舞台はローマ共和政時代のローマとカルタゴが対決するポエニ戦争。
カルタゴの名将ハンニバルの火のような快進撃、
若いローマの英雄スキピオの台頭、
ザマでのハンニバルとスキピオの対決など読み所が沢山あります。
| 政治・歴史の名言 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |
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