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守屋洋『新釈菜根譚』

■東洋思想の名言・格言『新釈菜根譚』



権謀術数を知らないのは高尚な人物である。
だが、それを知りながら使わない人物こそもっとも高尚だといえる。



かりに悪事をはたらいても、
人に知られることを恐れているなら、まだ見所がある。
せっかく善行を積んでも、
早く人に知られたいと願うようでは、すでに悪の芽を宿している。


幸福は求めようとして求められるものではない。
常に喜びの気持ちをもって暮らすこと、
これが幸福を呼びこむ道である。


汚ない土には作物が育つが、
澄みきった水には魚もすまない。


ひまなときでも、時間をムダにしてはならない。
その効用は、多忙になったとき現れてくる。


静寂な環境のなかで得られる心の静かさは、
ほんものの静かさではない。
活動のなかで心の静かさを保ってこそ、
最高のあり方を体得した者といえよう。


人格は、包容力が高まるにつれて向上し、
包容力は見識が深まるにつれて高まる。


自分を反省する人にとっては、
体験することのすべてが自分を向上させる栄養剤となる。


威厳を示すときには、初めきびしくして、
後になるほどゆるめていくのがよい。
初めゆるくして後できびしくすれば、相手はきびしさに耐えかねる。


この世はけっしてけがれてもいないし、苦しみの海でもない。
そうさせているのは、かれら自身の心なのだ。





守屋洋【新釈菜根譚】より

新釈菜根譚
新釈菜根譚




■補足
菜根譚は十七世紀の初めごろ、中国の洪自誠によって書かれた本。
仏教、儒教、道教をミックスさせた思想。
栄達を求めるわけではなく、世捨て人にもならず、
バランスのとれた内容になっています。



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