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吉田松陰『留魂録』

■偉人・歴史上の人物の名言・格言 吉田松陰『留魂録』



私が死を目前にして平安な心境でいるのは、
四季の循環というものを考えたからである。



身はたとひ武蔵の野辺に朽ぬとも留置まし大和魂


今日、私が死を目前にして平安な心境でいるのは、
四季の循環というものを考えたからである。

…十歳にして死ぬ者は、
その十歳の中におのずから四季がある。
二十歳にはおのずから二十歳の四季が、
三十歳にはおのずから三十歳の四季が、
五十歳や百歳にも、その中におのずからの四季がある。

…私は三十歳、四季はすでに備わっており、
花をさかせ、実をつけているはずである。
それが単なるモミガラなのか、
成熟した粟の実であるのかは私の知るところではない。

もし、同志の諸君の中に、私のささやかな真心を憐れみ、
それを受け継いでやろうという人がいるなら、
それはまかれた種が絶えずに、
穀物が年々実っていくのと同じで、
収穫のあった年に恥じないことになろう。
同志よ、このことをよく考えてほしい





吉田松陰『留魂録』より(現代語訳)

吉田松陰・留魂録
吉田松陰・留魂録
古川 薫




■補足
明治維新を先駆した吉田松陰が牢獄で弟子たちのために執筆した遺書留魂録』。
情熱的に生きた吉田松陰の、格調高い死生観が綴られています。
| 政治・歴史の名言 | 01:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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