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塩野七生『ローマ人の物語-勝者の混迷』

■歴史の名言・格言『ローマ人の物語-勝者の混迷』



情報は、その重要性を理解する人々には必ず伝わる。



良識豊かな人は、
その良識がかえって発想の転換や飛躍を妨げてしまう。


絶望に駆られた人は、容易に過激化に走る。
そして常に、中心にいる人物よりも周囲を固める者たちのほうが、
激しく対応するようになるものである。


戦いが何たるかを知らない人々の群れは、必ず後部が弱い


確固とした自負心のみが、
劣等感に悩むという「地獄」に落ちるのを防ぐのだ。
過度な劣等感くらい、状況判断を狂わせるものもないのである。


闘う大義名分は失われても、
闘ううちに芽生えた憎悪は残る。
憎悪さえあれば、そしてそれに火を点ける指揮官さえいれば、
戦争はつづくものなのだ。


前線で闘う者は、何のために闘っているのかさえわからなくなる。
ただ、憎悪だけが彼らを駆り立てる。
内戦が悲惨であるのは、目的が見えなくなってしまうからである。


例外は、次の例外を呼ぶ宿命をもつものである


民主政だけが、絶対善ではない。
民主政もまた他の政体同様、プラス面とマイナス面の両面を持つ、
運用しだいでは常に危険な政体なのである


いかに戦略戦術の天才が率いようと、戦力の小さい軍隊には欠点もある。
戦闘が優先するあまりに、
外交面がおろそかにならざるをえないという点である。


優れた能力に恵まれた人はしばしば、
前段階で成し遂げた事柄を定着させることで、
現に解決を迫られている事柄への打開の出発点とする。





塩野 七生【ローマ人の物語-勝者の混迷】より

ローマ人の物語〈3〉― 勝者の混迷
ローマ人の物語〈3〉― 勝者の混迷
塩野 七生




■補足
ローマ人の物語-勝者の混迷は、
約千年間のローマ帝国興亡の描く物語の第三巻。
時代は、グラッスス兄弟、マリウスとスッラ、
そして後の三頭政治の一人であるポンペイウスの時代の三章立て。
共和制の仕組みがほころびはじめ、
権力の集中、濫用が多く見られるようになっていきます。
| 政治・歴史の名言 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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