<< クロード・モネ | main | 小倉 昌男【「なんでだろう」から仕事は始まる!】 >>

シェイクスピア『ソネット集』

■詩人・文学者の名言・格言『ソネット集』



さあ、沈黙の愛が書いたものを読みとってくれ。
眼で聞くことこそ、愛が生んだすばらしい知恵だ。



薔薇の花は美しい。だが、そこにかぐわしい香りが
ひそめばこそ、なおさら美しいと思えるのだ。


太陽は日々に新しくて古い。私の愛もそれと同じ、
すでに語ったことを、いつも語りつづける。


きみは讃辞を好むゆえ、美貌才質という天来の祝福に
呪いをまねくのだ。称賛もたびかさなると安物になる。


いかに美しいものでも行為しだいで忌まわしくなる。
腐った百合は雑草よりもずっとひどい臭いを放つ。


いま、現代の日々を見ている私たちは、
賛嘆する眼はあっても、称賛する舌を失っている。


愛は嵐を見つめながら、揺るぎもせず、
いつまでも、しっかりと立ち続ける燈台なのだ。





シェイクスピア【ソネット集】(高松 雄一訳)より

ソネット集
ソネット集
シェイクスピア, 高松 雄一




■補足
William Shakespeare(1564?-1616)
シェイクスピアは、イギリス最大の劇作家。
代表作は四大悲劇の“オセロ”“ハムレット”“マクベス”“リア王”。
その他“ロミオとジュリエット”など。
ソネット集はシェイクスピアのソネット(14行詩)154編を収めたもの。
はじめは若く美しい青年貴族に、
後半は、黒い女(ダークレディ)に捧げられています。
両方謎の人物。
いったい誰なのか様々な議論がされているようです。

また、美青年に対する愛を捧げたソネットということで、
男色なのか強い友愛なのか、
諸説・憶測が飛び交っているソネットでもあります。
| 小説・詩の名言・格言 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
Comment









Trackback
url: http://wisewords.holly.holy.jp/trackback/70028

10
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
Profile
New entries
Archives
Categories
Recent comment
Recent trackback
Recommend
Recommend
知っておきたい日本の名言・格言事典
知っておきたい日本の名言・格言事典 (JUGEMレビュー »)
大隅 和雄,季武 嘉也,義江 彰夫,神田 千里,山本 博文
Recommend
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM