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畑村洋太郎 『決定版 失敗学の法則』

■失敗についての名言・格言 『失敗学の法則』



新たな行動を何も起こさないというのは、
ある意味での失敗なのです。



失敗は確率現象である。


失敗として顕在化しないほうの確率に依存して、
失敗をごまかしたくなるのは人間として当然の心理です。
しかし、それを見逃したり放っておくと、
確率的にいずれ必ず大きな失敗が起こります。


多くの人は、失敗を「原因」と「結果」のニ要素からしか見ようとしませんが、
失敗学では、失敗の構造をより正確に把握するために
「原因」を“要因”と“からくり”の二つに分けて考えます。


各自が、物事には萌芽期、発展期、成熟期とあって、
その次には必ず衰退期が訪れるということを自然の節理として心得、
各段階に応じて適切な手を打たなければなりません。


システムエラーを防ぐ上で重要なのは、
完璧なシステムをつくることではありません。
人間がエラーをしないような、
あるいはエラーをしたときすぐに善後策が打てるようなシステムをつくること、
「人間はミスをする」
ということを前提にしたシステム運営をすることなのです。


失敗情報には、「歪曲」されたり、
逆に「神話化」する性質もあります。


組織改革において重要なのは、
組織の構造や制度を変えることではありません。
組織内の個人が自立し、
その組織の文化そのものを変えていくことなのです。





決定版 失敗学の法則】より

決定版 失敗学の法則
決定版 失敗学の法則




■補足
著者の畑村洋太郎氏は、
工学院大学国際基礎工学科教授。東京大学名誉教授。

失敗したとき人が取る態度には様々ありますが、
大きく分けて二種類あると思います

失敗の原因を精神的なものする態度、
失敗の原因を物理的、環境的な問題とする態度。

どちらも両方あるかと思いますが、
往々にして精神面の問題が重視され、
物理的、環境的な問題は軽視されることがあります。

『決定版 失敗学の法則』では、
失敗の精神面の問題だけではなく、
物理的、環境的な側面からも“失敗の法則”を研究・分析し、
様々な分野に応用できる“失敗の生かし方”を提示しています。

ちなみに、対照的な本に、
ジョン・オニール著「成功して不幸になる人びと」という一冊があります。
この本は失敗における精神面での問題を研究している一冊。
併せて読むと面白いかもしれません。

成功して不幸になる人びと ビジネスの成功が、なぜ人生の失敗をよぶのか
成功して不幸になる人びと ビジネスの成功が、なぜ人生の失敗をよぶのか





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